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「西に黄色で金運アップ!」のフレーズは有名ですね。

「風水」は日本では「どこに何を置いたら運気がアップする」「今年のラッキーカラーは?」というように、どこか占い的な感じにとらえられているかもしれません。

でも、もともとの中国伝統の風水は、占いではなく「豊かさ」を追求した環境学なのです。

世界の企業やフランスやドイツなどの国家事業としても活用している「風水」は、実践すると人生を好転させる、人生を豊かにする力を持っています。

 

風水を知ろう!

風水のはじまり

風水の歴史は4千年とも6千年とも言われるほど古く、古代中国黄河文明時代までさかのぼります。

古代の中国では、人々が「安全で豊かに暮らす場所」が必要でした。

農耕をはじめた人々は肥沃な土地、生活用水のある場所を求めて移動し、より豊かな土地を得た部族が栄え、やがて都市国家ができました。

大地の上を流れる気のルートを診て、そこを流れてきた気の集まるスポットを探り、それを利用するのです。

いかに地形をよみ、自然の気の流れの良し悪しをよむか・・・部族の盛衰はリーダーの資質にかかっていました。

その過程で「陰陽思想」と「五行説」が形成されていきました。

優秀なリーダーは都市国家をたばね、その延長に王朝が生まれ、やがて風水は皇帝一族の国の発展のために使われるようになり、時の権力者だけの門外不出の学問となっていきました。

 

風水とは、もともとは「大地の気の流れを判断し、それを調整して上手く活用することでより人々の生活を豊かにする学問」であり環境哲学なのです。

大地を流れる「気のルート」を「龍脈」「気の集まる場所」を「龍穴」と言って、この2つをうまく利用する風水を「地理風水」といいます。

 シンガポールや香港は、この「地理風水」を使って国が繁栄するような街づくりをしていますね。

 日本に伝わったのは飛鳥時代、百済や新羅から伝えられ、それをもとに古墳が造られたり遷都が行われたりしました。

富士山から強い気のパワーが集まった「龍穴」の位置に江戸幕府を置き、京都平安京も地理風水が利用されていました。

 今も京都や東京は観光客や人で賑わっています。

風水の種類は3つあり、死者を埋葬する場所を見る「陰宅風水」(日光東照宮)、土地の地形を見る「地理風水」、良い気を取り込み悪い気を払う「陽宅風水」の3つに分けられ、一番効力があると言われるのが、中国伝統風水を基により使いやすく現代的に改良した「陽宅風水」で、住まいの吉凶を判断し家の中に良い気を取り込み、悪い気を弱めます。

 

風水の意味

では「豊かさを呼び込む知恵」を古代の人々はどうやって知ったのでしょう?

風水は漢字の通り、「風」と「水」と書きます。

「風」は「空気」を意味していて、「水」は「水質」を意味しています。

心地よい澄んだ空気と、水質の良い水があるところは、ほんとに心地いいですよね!

自然界の一員である私たち人間が豊かさを手にしていくには、この「心地いい」感覚が不可欠であると、古代の人たちは自然から感じ取ったのかもしれません。

流れのない水や締め切った空間はよどんできます。

同じように気の流れが停滞すると、運命がよどんできます。

体の不調や嫌な出来事は、この「心地いい」から外れているときに起きてくるのです。

「心地よさ」を日々心がけていく・・・というところに風水の基本があります。

 

従来言われている「ここにこれを置けば運気がアップする」ということにプラスして、いかにして日常を自然で心地よい快適空間を整えるかが大きなポイントです。

 病気やトラブル、不運といったことは、日常の「不自然」や「不快」の中に原因が潜んでいます。

  この大地には私たちの体にもあるような「気」の流れがあって、その気の流れをうまく活用することで豊かな暮しを得る学問・・・それが風水の起源です。

 

中国伝統の風水と日本の風水

今や世界中が活用している風水ですが、日本にはいつ伝わったのでしょう?

日本には奈良時代、飛鳥時代に伝わり、京都の平安京や江戸幕府は「土地風水」に基づいて都を開き、繁栄していきました。

徳川家康が埋葬されている日光東照宮は、「陰宅風水」が使われています。

江戸時代には風水をもとに、日本流の「家相学」として独自に発展しました。

中国伝統の風水は「生まれ持った空間の吉凶」で判断し、鬼門は気にしませんが、日本では「家の間取りや向き」を重視し、鬼門を気にします。

現在の日本の「風水師」は、日本流の「家相」を扱う人が多いようです。

 

陰陽五行説を知る

「陰陽五行説」は風水の基礎となる考え方です。

陰陽説

「陰陽説」とは宇宙の始まりは混とんとした状態(太極)で、やがてこの対極が「陰と陽」に分かれ、宇宙のあれゆるものが生まれたとされています。

すべての変化を起こすベースとされ、光と闇、男と女、天と地、昼と夜、外と内などがそれに当たります。

風水の基本となる「陰陽」の概念ですが、宇宙の二元性のエネルギーを表しています。

宇宙の始まりは一つのエネルギーでした。

もともと一つのエネルギーが性格が相反する「陰」と「陽」の二つのエネルギーに分かれることで、この世が生まれました。

 

この自然界は二極性でできています。

相反する性質が、お互い影響しあって一つのものを成す宇宙の法則です。

その例えとして「コイン」ですが、表だけのコインなんてありえないし、裏だけのコインなんてありえない・・・

表裏一体の、共にあるものであってなくてはならないものです。

 

「陽」の性質の象徴するものは、男性、天、火、エネルギー、太陽、昼、光、奇数、生、外、能動 など、

「陰」の性質の象徴するものは、女性、大地、海、水、物質、月、夜、闇、内、受容 などを言います。

 

五行説

そしてもう一つの考え方「五行説」は、この宇宙にあるものはすべて「木・火・土・金・水」の5つのエネルギーから構成されているというもので、この5元素は互いに影響を与え合い、それによって万物が生まれ、消えるという変化がおこり、そして循環していくというものです。

 

季節、1日の流れ、色、形、臓器、感情、香りなどありとあらゆるものが五行のエネルギーに分類されます。

私たち人間も生まれ持ったエネルギーバランスを持っています。

この循環には、良い自然のサイクルと(外側の青い矢印)、お互いを奪い合う悪いサイクル(内側の黒い矢印)があります。

この二つのサイクルを利用して、良いエネルギーはアップさせたり、悪いエネルギーは浄化して、エネルギーバランスを整えることができます。

また、風水には五行や方位に関連した「八卦」があり、宇宙のすべての事象を8分類したもので、その中で人の生まれながらの天命と云われる方位の運を「本命卦」と言います。

私たちは生まれる時に地球の磁場の影響で体にも磁場ができ、居心地の良い方位、悪い方位や家の磁場とも反応しています。

生まれ持った方位の運「本命卦」によって、私たちは誰しも吉方位を4つ、凶方位を4つ持っています。

これらの「陰陽」「五行」「本命卦」を活用して、「開運」していくのです。

 

 

 世界の大富豪や成功者は、必ずと言っていいほどこの「風水」を何らかの形で活用しているとのことです。

「豊かさを呼び込む」環境学としての現代風「風水」を、活用しない手はありません。

人生を豊かにするには、「運」は不可欠なのです。

 

開運のメカニズム

「運」を開いていくことを「開運」と言いますが、開運にはメカニズムがあります。

風水では、「陰陽五行のバランスが乱れると人生そのものすべてが乱れ、その人の運気は下がっていく」とされています。

逆に「陰陽五行のバランスが整っていると人生そのものが安定し、運気が良くなる」のです。

このバランスが整っている状態のことを「中庸(ちゅうよう)」と言い、この状態が「誰でも開運することができる状態」なのです。

私たちに影響を与えている「空間の吉凶のバランス」と、「生まれ持ったエネルギーバランス」中庸の開運状態に整えていくことで、人生は豊かに花開いていくでしょう。

 

必ず効果のある簡単実践法

「気」の流れを良くするために、「空気の入れ替え」をしましょう!

おすすめ時間帯は、「朝の7時~9時」の辰の刻に、空気の入れ替えをすると、夜の「陰の気」と朝の「陽の気」が上手に入れ替わり、住宅やオフィスが活性化します。

この辰の刻は、古来より「最も龍(気)がよく動く時間」と言われています。

忙しいときは10分でも窓を開け放って空気を入れ替えましょう! 

 

 

 

 

 

 

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